令和8年度 九州国立博物館を愛する会 基本方針
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九州国立博物館を愛する会
理事長 青山 博秋
風水暦には「大運」という180年の周期があり、それを三分割した60年の「中運」、さらに九つに分けた20年の「小運」という考え方があるそうです。例えば、江戸時代最後の天皇である孝明天皇が即位されたのは1846年、今からちょうど180年前です。その20年後には大政奉還が行われ、日本は大きな転換点を迎えました。そして今年は、その大運・中運・小運の最終章に入って間もない年に当たります。もちろん未来を正確に予測することはできません。しかし、世界が大きく変化する時代の入口に私たちが立っていることは、多くの人が感じていることでしょう。人口減少や価値観の多様化、AIの急速な進展などにより、社会の仕組みや地域のあり方も大きく変わろうとしています。そのような時代だからこそ、私は人と人との出会いや学び、そして共に成長、地域の誇り醸成が、これまで以上に重要になると考えています。
私たち「九州国立博物館を愛する会」は、地域の小さな市民活動団体かもしれません。しかし、地域に根付いた小さな団体だからこそ、できることがあります。それは、九州国立博物館を通じての出会いや学び、共に未来を語り合いながら、「九州国立博物館のある豊かで誇りあるふるさと」を、会員一人ひとりの手で育んでいくことです。私は、この会が単に博物館を支援する団体ではなく、地域を愛し、地域を学び、地域の未来を共に考える仲間が集う、そんな場でありたいと願っています。そして、その小さな活動の積み重ねが、やがて地域や時代そのものに影響を与えていくと信じています。
原点回帰 「 つくし文化圏 」の創造
私たちが目指す「つくし文化圏」とは、九州国立博物館を共通の財産・象徴として、多くの歴史や自然・文化を共有する旧筑紫郡の五市を指しています。この言葉は40年前に始まった市民による九博誘致活動に起源を持っています。これら共有する歴史や自然・文化を確固たるものへと昇華させ、人と人とのつながりを大切にしながら、未来へ受け継いでいく共同体を目指しています。行政の枠を越え、筑紫野市、太宰府市をはじめとする、この地域に暮らす人々が、互いの魅力を認め合い、ピースを補完しあうことで、大きな魅力を輝かせることができると確信しています。その誇りを共有しながら歩む、文化的ネットワークを育てていきたいとも考えています。その中心にはいつも、私たちふるさとの誇りであり象徴でもある、九州国立博物館があるのです。
私たちが目指す姿
豊かで誇りある「ふるさと」の実現には?
連携協同による、強みの自覚と可能性の共有
地域の歴史や文化を学び、その価値に市境を超えさせ面へと広げ、物語として紡ぎ、国内インバウンドや次世代へも伝えられる、そんな市民が増えること。文化圏内にある自治体それぞれの歴史、自然、文化、人財など、ひとつのものとして統合視することにより、国内でも類稀な大きな魅力・可能性として、再発見共有すること。その為にも一体となって輝ける、文化圏内の一体感醸成や、地域や世代を超えた交流を通じて、新しいつながりや化学反応を生み出すこと。これらを念頭に置き事業を実践していきます。
2026年度 事業方針
九州国立博物館の賑わい創出と支援
九博を事業の場として積極的に活用し、より多くの人を九博に集め、その価値を広く伝えること。
出会いと学びの場の創出
愛する会を通じて、多様な人々が交流し、共に学び合える環境と、楽しさや面白さ・喜びをつくること。
「ふるさと経営」の研究と実践
観光をキーワードに、歴史や自然・人財を資源とした「稼ぐ」組織運営や仕組みづくりに取り組むこと。
愛する会自身の魅力
参加して楽しい、学んで面白い、仲間と出会える、そんな魅力ある組織を目指すこと。
会員の皆さんへ
このビジョンの主役は、理事や役員だけではありません。会員お一人おひとりです。
九州国立博物館を訪れること。ご家族や友人を誘うこと。地域の歴史や文化を学ぶこと。
子どもたちへふるさとの魅力を伝えること。花を植えること。行事に参加すること…。
その一つひとつの行動が、「 豊かで誇りあるふるさと 」 をつくる力になります。
愛する会は、そのための出会いと学びの場でありたいと願っています。
委員会・部会への期待
子どもたちへの郷土愛の醸成
「つくし郷土かるた大会」を開催し、九州国立博物館の賑わい創出に協力するとともに、地域の歴史や文化に親しみ、ふるさとへの誇りを持つ子どもたちを育てます。
学びの場づくり
「ふるさとセミナー」を継続的に開催し、歴史・文化・観光・まちづくりについて学び合う機会を提供します。
会員交流の促進
親睦旅行や交流事業を通じて、会員同士のつながりを深めます。
情報発信の強化
広報誌「アクト」の発刊やホームページの充実を図り、活動内容や地域の魅力を積極的に発信します。
組織運営の高度化
事務局運営のIT化を進め、効率的で持続可能な組織づくりに取り組みます。
九州国立博物館との連携強化
特別観覧例会等の開催や広報協力を通じて、九州国立博物館の活動を支援します。
会員拡大
個人会員・法人会員の拡大と維持に努め、多様な人材が集う組織づくりを進めます。
直接貢献活動
ピカ美化隊による花植え活動などを通じて、地域環境の向上と博物館への愛着醸成に取り組みます。
結びに
九州国立博物館は、単なる博物館ではありません。この地域の歴史と文化を映し出し、未来へつなぐ象徴的な存在です。どうか会員の皆さまにも、それぞれの経験や知恵、そして情熱を持ち寄っていただき、ともに「 九州国立博物館のある 豊かで誇りあるふるさと 」を育てていただきたいと思います。











