① いつも見慣れた筑紫野市天拝山山頂展望台からの眺め。遠くに九州国立博物館の青い大屋根が波打っているのが見える。四王寺山や基山に山城が出現した当時、この山頂からの眺望は、役人や武人の仕切るところとなり、里人が目にすることは無かったかもしれない。
② 菅公を祀る太宰府天満宮の天拝山社。258mなので地域の方々が健康を兼ねて数多く登頂する。10月8日にあった天拝山観月会では、花火大会を目当てに提灯にロウソクの明かりを灯して登頂し、ここでお神酒を頂いた人も多い。
③ 中腹にある荒穂神社は、となりの基山から一夜のうちに移ってきたと伝えられる。戦いの神様「五十猛命」を祀る。ついこの間、地域の総代の方々がしめ縄を新調された。
九博も来年は10周年。太宰府天満宮・竈門神社・観世音寺・武蔵寺・・この地域には神社仏閣が古から多くある。時を経るごとに人々の心の支えにもなってきた。多くの人工衛星が地球を回り、情報が飛び交う新しい世紀。博物館は、地球人の未来への視座として大いに働いてもらいたい、なー。
広報委員会 高野眞幸